第31話で見せたラキアと絆斗の“手枷バディ”のなんとも息ぴったりな戦いぶりは、視聴者の心を掴みました。
そして迎える第32話では、ついに三人のライダーたちが本格的に動き出す予感が漂っています。
復讐に燃えるラキア、信念を貫く絆斗、揺れる心を抱えるショウマ。
それぞれの想いが交錯する中、共闘の絆はどこへ向かうのか?
今回も予想を超える展開が待っていそうです。
ライダーの絆が炸裂へ!仮面ライダーガヴ32話徹底予想
第31話では、ラキアと絆斗の“強制バディ”による不本意ながらも息の合った連携が印象的でした。
視聴者の間でも「意外と名コンビ!」と話題になりましたが、来週放送の第32話「本音をカップオン」では、そのバランスが大きく崩れる可能性があります。
次回は、シリアスとコミカル、感情のぶつかり合いと謎の深掘りが入り混じる、まさに「カップオン」の名にふさわしい回となりそうです。
ラキア、怒りの暴走!弟コメルの死とリッパーの関係とは?
斬撃の跡から、ついに弟・コメルを殺した犯人が「リッパー」であると確信するラキア。
冷静さを欠いた彼は、絆斗の制止も聞かず、怒りのままにグラニュートを追い詰めようとします。
「弟の死をお前のお遊びに使うな!」というセリフは、これまで絆斗と築いてきた信頼が揺らぎ始めた証拠。
絆斗自身がかつて酸賀の研究に協力していた過去が、ラキアの怒りをさらに焚きつけてしまうのかもしれません。
リゼルの真意とは?ショウマに迫る“人間とグラニュートの選択”
一方で、リゼルと共に邸宅のような空間で行動を共にするショウマ。
「そんなに人間のことが大事?」と投げかけるリゼルの言葉は、意味深です。
これは、彼女がただの富裕令嬢ではなく、グラニュート界の大統領ジャルダック家からの“監視役”もしくは“使者”として、人間界の掌握を進めている可能性を示唆しているのではないでしょうか。
ショウマはリゼルとの対話を通して、ストマック家だけでなく、グラニュート界全体を巻き込む陰謀を知ることになるかもしれません。
ニエルブとデンテ、因縁の再会が生む“闇菓子の終焉”フラグ
さらに重要なのが、ニエルブとデンテの再会。
「裏切り者を見つけた」と語るニエルブは、かつての師・デンテに牙をむくのでしょうか?
ニエルブは技術にしか興味がないようですから、デンテから何か欲しい技術があるか、協力して欲しいと話してくる可能性がありそうです。
ついにヴァレン&ヴラム共闘!? トリプルライダー体制も視野に
酸賀の研究室から絆斗とラキアが共に飛び出す姿からは、ついに仮面ライダーヴァレンとヴラムの“共闘体制”が始動する予感。
リッパーからコメル殺害の真実を知らされたラキアも加わり、ショウマ(ガヴ)・絆斗(ヴァレン)・ラキア(ヴラム)の三人が並び立つ展開も十分にありえるでしょう。
これはいわば、“正義の三重奏”と“ストマック家の闇”との真正面からの激突。
新章突入の狼煙となるかもしれません。
次回は感情が揺れる「選択」の回:甘さと苦さの狭間で
怒りに飲み込まれるラキア、信頼を試される絆斗、そしてグラニュート界の真実に迫るショウマ。
次回第32話「本音をカップオン」は、それぞれのキャラクターが“本音”と“選択”を突きつけられる回になりそうです。
特に「プリンに喜ぶショウマとラキア」の一見平和なシーンが、後半の怒涛の展開との対比となって、視聴者の心をさらに揺さぶってくるはず。
仮面ライダーガヴ32話予想まとめ:カップの中に注がれるのは、甘さ?それとも苦さ?
• コメルの仇・リッパーに迫るラキア、暴走の果てに待つ結末は?
• リゼルの本音と、ショウマの揺れる心が導く“決断”
• デンテとニエルブの再会が、“闇菓子の終焉”を告げる?
• そしてトリプルライダー誕生の序章がいよいよ動き出す?
第32話は、心も戦いも、すべてが“溶け合う”ドラマティックな回になりそうです。
どうぞお見逃しなく!
笑いと伏線の甘辛爆発!仮面ライダーガヴ31話レビュー
前回、令嬢リゼルの電撃登場でストマック社がジャルダック家のものになった瞬間を目撃したばかりの私たちに、ガヴは一転してドタバタコメディを投げ込んできました。
油断していると“笑い”のカバーに隠れた伏線を見落としそうになる――そんなスパイスが効いた第31話を、物語の流れに沿って振り返ります。
はぴぱれの“土まみれ”序章――クワガタとランチのほのぼの時間
物語は、ショウマと幸果がメタリフェルホソアカクワガタの世話で泥だらけになる場面からスタート。
のっけから虫と戯れるヒーロー像にクスリとさせられましたが、「異世界から来た青年が地球の小さな命に夢中」というギャップがやっぱり微笑ましいですね。
一方、絆斗は「ベビーシッターまでやるのか」と軽口を叩きつつ外出。
“なんでも屋”を自称する幸果とショウマの暮らしぶりが垣間見え、これが後に“粘液騒動”の舞台になるとは当時の私はまだ知らず……。
玄関で正面衝突! 絆斗 vs ラキア、犬猿コンビの火花
ドアを開けた絆斗と入ってきたラキアが左右同時によけてはぶつかり、しまいには「どけよ!」「だる、お前がどけ」と口論に。
――この二人、本当に相性最悪。
けれど両者とも家族をグラニュートに奪われたという同じ痛みを抱えていると考えると、視聴者としては「早く分かり合ってほしい」とハラハラさせられます。
失踪事件を追う二人が“理髪店”で掴んだ闇
井上みちるを探す絆斗がショウマの母ではない、井上充の行方不明事件に遭遇。
そして、辿り着いた先は理髪店。
ここでグラニュート・リッパーが常連客を「さっぱり」させて“ヒトプレス”にしていたと分かる演出は背筋が凍るほど不気味。
私が息をのんだのは、店主の背後に転がるスマホが失踪者の証拠として静かに存在感を放つ瞬間。
日常に潜む異形は、コメディ回だからこそ際立って怖い……。
粘液でドッキング!? 絆斗&ラキア“手枷コンビ”爆誕
ラキア突入→リッパー逃亡→粘液ドン! という流れで二人の手首が接着。
サボテンに尻もち、セメント袋ドーン――ラキアの粉まみれフェイスに私は声を上げて笑ってしまいました。
しかし爆笑と同時に気付くのは、ラキアが絆斗を本気で守る描写が随所に入っていること。
力任せだけど、ラキアなりの仲間意識が垣間見え、口の悪さとのギャップがたまりません。
“はぴぱれ”修羅場会議――幸果の仲裁とゴチゾウの囁き
ドライバーでもチェーンソーでも壊れない粘液に、爆弾を取り出す幸果の無邪気さ(?)がカオスを加速。
ラキアと絆斗の「弱いからだ」「バカだからだ」の応酬は子どもの喧嘩みたいで微笑ましい……と言いたいところですが、酸賀に踊らされた過去を指摘される場面は意外と鋭く胸を刺します。
神社バトル! “プリン同時変身”の珍事件――くっついて、離れて・・・
リッパーを追って神社へ飛び込んだ絆斗とラキアは、まだ手首同士が粘液でつながったままでした。
二人が同時に変身しようとした瞬間、ラキアが呼び出した巨大プリンカップに絆斗まで巻き込まれてドボン。
甘い液体にもがく絆斗のゴチゾウがヴァレンバスターに飛び込み、カップの中でヴァレンとヴラムの同時変身が強行されます。
割れたカップから飛び出した二人は、手首をつないだままリッパーに突進。
境内を引きずり合いながらのドタバタ戦闘に、思わず笑みがこぼれました。
するとリッパーの鎌が放った斬撃旋風が粘液の中央を断ち、手首の拘束はあっさり粉砕。
自由になった二人は反撃に転じますが、リッパーはすかさず粘液を連射します。
ヴァレンが粘液に足を取られて転び、ヴラムもすぐに同じく転んでしまいます。
そして、ヴァレンの足とヴラムの手が粘液で拘束されてしまいます。(笑)
もはや、ドタバタの極限で、私は声を出して笑ってしまいました!
ラキアが強引に絆斗を引っ張って突進します。
リッパーのが発射した斬撃旋風が再び粘液を裂き、足と手の拘束も解除。
解放の一瞬を逃さず、ヴァレンとヴラムは同時必殺技を叩き込みます。
爆煙のあとに残ったのはリッパーの抜け殻だけ。
笑いとドタバタで油断させながら、最後に不気味な余韻を残す――まさに“辛苦マリアージュ”らしい一幕でした。
バトラー参戦――リゼルの背後に見える“格の違い”
一方ショウマの前に現れたのは、リゼルの護衛バトラー。
気品ある所作で拳を交わす度に襟を正す仕草が「強者の余裕」を漂わせ、ブリザードソルベでも押し切れないほどの重さを感じさせます。(今回はポッピングミフォームのまま)
リゼルが現れて「ちょっと付き合ってよ、赤ガヴさん」と微笑むラストは、甘い顔とは裏腹に不穏きわまりない。
ここ、私の鳥肌ポイントでした。
ラストの“切り傷”が示す伏線――ラキアを襲う過去の影
逃げたリッパーが残した木の裂傷は、弟コメルが殺された背中の傷とそっくり。
ここでラキアの瞳に走る静かな怒り――笑い転げた回なのに、次の瞬間に心臓をつかまれる緩急がガヴらしい。
「コメルを斬ったのは誰なのか?」物語が再び復讐と陰謀のルートへ戻る予兆に、思わず背筋が伸びました。
総評――“ほろ苦コメディ”が照らすキャラの素顔
粘液手枷のドタバタやプリン同時変身に笑わされつつ、リッパーの猟奇性とジャルダック家の重圧がじわりとにじむ回。
特に絆斗とラキアの不器用な牽制は、互いの弱さと正義感を炙り出す鏡でした。
敵わない相手ほど近くで支え合う――そんな“辛苦マリアージュ”の意味が少し見えた気がします。
そしてラスト、リゼルの「付き合ってよ」の真意が次回どんな破滅的デザートを用意してくるのか。
次回、32話も胃もたれ覚悟で待機です!
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