仮面ライダーガヴ41話感想考察:操られる街と酸賀研造の悪夢的復活劇

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今週の『仮面ライダーガヴ』第41話「にじり寄る眼鏡」、タイトルからしてイヤ~な予感でしたが、実際に見てみるとその通りの不気味さ満点の回でした。

特に人間を操る実験のリアルさや、酸賀研造の再登場シーンは胸が締めつけられるほど…。

以下では、ストーリーをしっかり振り返りながら、私なりの感想もまじえて解説します。

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グラニュートの大統領ボッカの「人間牧場」計画

物語の冒頭は、異世界・グラニュート界の会議室。

ボッカ大統領、ニエルブ、ジープ、リゼルが会話を交わします。

ランゴやグロッタを失ったことを笑うように話すニエルブとリゼル。

リゼルの「残念、もっとお姉様と仲良くなりたかったのに」は、相変わらずのブラックジョークが効いています。ゾッとします。

そしてボッカが打ち出したのは「人間界を丸ごと牧場に」という恐ろしい構想。

これ、あまりにも直球な悪の計画すぎて笑えません。

幸せにしてさらう手間を省きたいという理由も身勝手すぎる。

こういう容赦のないヴィラン像、ガヴらしくて良いですが、「人間をモノとして扱う感」が本当に嫌悪感を煽ります。

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ニエルブの新たな「操り実験」

話が進むと、ボッカはグラニュートの遺体をニエルブに提示。

その遺体が生前「相手の行動を操る能力」を持っていたことが明かされます。

「死後も利用できるか」というボッカの無神経さ、ニエルブの呆れ顔。

ここはグラニュート界の倫理観のズレがリアルに出ていて不気味でした。

私も「いや、遺体利用とか怖すぎるでしょ」と声が出ました。

ニエルブの「有力な対立候補だったのに暗殺された」という回想も生々しくて…。

グラニュート界の権力闘争が陰惨すぎます。

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ショウマの駄菓子屋シーンが切ない

一方のショウマは、行きつけの駄菓子屋へ。

おじさん(駄菓子屋の店主)と「お菓子の話」で盛り上がります。

ここ、ほっこりして見えるんですが、店主が「妹もお菓子大好きだった」と言うあたり、完全にショウマの母=店主の妹という伏線がビシビシ来てて、胸が痛みました。

ショウマの「お菓子もご飯もちゃんと食べてます!」というセリフも、ただの会話じゃなくて、彼の人間らしさをすごく感じさせます。

お菓子を力に戦うけど、人間としての「食べる楽しみ」は捨ててない。そこが好きなんですよね。

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街で起こる「異常行動」…不気味さ満点

はぴぱれのオフィスに戻ったショウマと幸果も、街の人々が奇行を繰り返しているのを報告しあいます。

・滑り台を何回もする人
・ポストを撫で続ける人
・石を食べようとする人

この演出、めちゃくちゃ怖くないですか?

ただのホラー演出じゃなくて「誰かに操られてる」感がヒリヒリします。

私は「街全体が実験場みたいになってるの怖すぎる」と思いました。

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ラキアと石食いおじさん

河原では、ラキアが石を探すおじさんに遭遇。

「グラニュートか?」と疑うけど人間だった…。

この「石を食べようとする人間」というビジュアル、すごく異様で記憶に残ります。

ラキアが真剣に止めようとするのも、ラキアがもう完全に「人間側」で戦っているのを感じさせてグッときました。

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井上みちるの兄=駄菓子屋店主

今回一番「うわ、きた…!」と思ったのが絆斗パート。

絆斗が駄菓子屋を調べ、「井上みちる」の名前を聞き出すシーンは本当に切なかったです。

店主が「妹は大学行ったきり…お菓子サークルにも入ってて…」と話すところ、涙腺にきます。

ここ、ショウマの母親像がすごく鮮明に浮かぶんですよね。

「お菓子好き」という共通点が本当に痛ましい。

そして絆斗の葛藤も秀逸。

「このこと、ショウマに伝えるべきか?」と迷っている様子。

こういう人間臭い優しさと不器用さが絆斗らしくて好きです。

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ジープとリゼルの「歪んだ絆」

リゼルの屋敷では、ジープが「私のせいでストマック家が崩壊していく」と吐露。

このシーン、ジープの人間味が一気に出てきて良かった。

リゼルの「大丈夫、私がついてる」も、一見優しいけど、どこか毒のある言葉。

「ジープの望んだ未来がズレていく」というセリフ、兄姉たちを失って孤独になるジープの心情が痛いです。

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酸賀研造、傀儡の再登場がエグすぎる

そして今回最大の衝撃ポイントがココ。

黒マントの男の正体が酸賀研造。

左手が半分グラニュート化し、自我を失って人間を操る兵器にされていました。

ここは本当に胸糞悪かった。

ニエルブが淡々と「最強生物を作りたがってた酸賀さん的には本望じゃない?」と語るあたり、あまりの倫理観の欠如が怖すぎて、鳥肌が立ちました。

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怒りのライダー同時変身

最後はガヴ、ヴァレン、ヴラムの超豪華な3人同時変身。

ただ戦闘もハード。

ビターガヴの銃で「ガヴとヴラムを倒せ」と命令を埋め込まれるヴァレン。

味方が敵に操られるという絶望感がヤバかったです。

ガヴの「絆斗が操られてる」という悲痛な叫びも印象的。

信頼関係を踏みにじられる展開、心が痛いけどすごく燃える展開でもあります。

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まとめと次回予想

41話は、グラニュートの「人間操り計画」が本格化する怖さ、酸賀研造の悲劇的な再利用、ヴァレンを操るニエルブの残酷さが際立った回でした。

特に酸賀さんの使い方がエグい…。

これ、子供向けヒーロー番組でここまでやって大丈夫?ってくらい攻めてましたね。

次回はヴァレンの操り状態をどう止めるのか。

操られたヴァレンとガヴ、ヴラムの友情が試される展開が待っている気がします。

こんな感じで、第41話は「にじり寄る眼鏡」というタイトル通り、ジワジワと人の心や身体を侵食するような不気味さが全開でした。

来週も楽しみですが、胃が痛くなる予感しかしません(笑)。
みなさんも体調万全で来週の放送を迎えましょう!

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