仮面ライダーシリーズの魅力は、そのユニークなキャラクターと緻密なプロットにあり、多くのファンを魅了しています。
この魅力の背後には、キャラクターの個性を際立たせる脚本が大きく貢献しています。
こうした脚本を手掛ける才能あふれる脚本家たちの存在は、シリーズをさらに豊かなものにしています。
特に、「このエピソードは〇〇さんが手掛けたから見たい」と感じるファンも少なくありません。
私自身も、仮面ライダーシリーズの脚本家の方々に大きな関心を持っています。
そこで今回、令和・平成仮面ライダーシリーズの脚本家たちを、彼らが執筆した回数に基づくランキング形式でご紹介します。
これらの脚本家によって生み出された数々のエピソードは、仮面ライダーの世界をより深く、そしてより魅力的なものにしています。
仮面ライダーの脚本のランキング(本数)をご紹介
仮面ライダーシリーズの脚本家たちの執筆本数に基づくランキングをご紹介します。
ファンの皆さんにとって、これらの情報は仮面ライダーシリーズのさらなる魅力を発見する機会となるでしょう。
まずは、躍動感あふれるストーリーを生み出してきた脚本家たちのランキングを、1位から見ていきましょう。
さて、興味深い情報として、「仮面ライダーガッチャード」の脚本を長谷川圭一さんが手掛けられることが発表されました。
長谷川さんの独創的な筆致によって、どのような新しい物語が繰り広げられるのか、大変楽しみです。
1位・井上敏樹さん – 225本
井上敏樹さんは、仮面ライダーシリーズにおける脚本家ランキングで、圧倒的な225本の脚本を手掛けて堂々の1位に輝いています。
(アギト50、ファイズ50、キバ46、カブト16、龍騎15、響鬼12、クウガ9、剣7、ディケイド4、ジオウ2、映画版10、Webドラマ3、2024年ファイズ1)
井上敏樹さんは、平成ライダーの初期段階からその世界観を形成し、支え続けてきた重要な存在です。
彼の手がけた作品は、その緻密なプロットとキャラクターの心情描写により、多くのファンに愛されています。
特に、「仮面ライダーアギト」や「仮面ライダーファイズ」など、井上敏樹さんが担当した作品は、人間ドラマの深みと社会的なテーマを巧みに織り交ぜ、視聴者に深い感動を与えています。
私自身、アギトのストーリーには特に魅力を感じます。
翔一の記憶喪失、葦原涼の謎、真魚ちゃんの物語など、謎や伏線が巧みに散りばめられている点が素晴らしいと思います。
「仮面ライダーファイズ」では、現代社会の問題を背景に、人間の心の闇と希望を描き出し、特に流星塾のメンバーを中心に展開するストーリーは印象的でした。
また、仮面ライダージオウのスピンオフ「RIDER TIME 龍騎」を見ると、井上敏樹さんの作品が持つ独特の世界観が今も変わらずにファンを引きつけていることがわかります。
井上敏樹さんの「だいたいわかった」という口癖が、ディケイドの門矢士のセリフに影響を与えたという逸話は、ファンにとって興味深い話です。
井上敏樹さんの脚本は、仮面ライダーシリーズをただのエンターテインメントではなく、深いメッセージを持つ作品に仕上げています。
そのため、彼の作品は視聴者に長く記憶され、愛され続けています。
2位・高橋悠也さん-135本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで、見事2位に輝いたのは、135本もの脚本を手掛けた高橋悠也さんです。
エグゼイドで45本、ギーツで49本、ゼロワンで31本、そして映画版で13本の脚本を執筆されました。
平成ライダーシリーズの2大巨匠の一人である小林靖子さんを上回るという快挙!
高橋さんの才能はまさに令和の仮面ライダーを代表するものと言えるでしょう。
昨年放映された「仮面ライダーギーツ」でも、高橋さんは脚本家として大きな役割を果たされました。
ギーツの物語は多くのファンに愛され、感動的なフィナーレを迎えたと思います。
3位・小林靖子さん – 124本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで、堂々の3位に名を連ねたのは、124本もの脚本を手掛けた小林靖子さんです。
電王で45本、オーズで38本、龍騎で36本、キバで4本、アギトで1本という脚本本数を誇ります。
小林靖子さんは、「仮面ライダー龍騎」、「仮面ライダー電王」、「仮面ライダーオーズ」など、数々の名作でメインライターを務め、そのユニークな世界観でファンを魅了しました。
特に、「仮面ライダー電王」においては、小林靖子さんの筆により時間を超えた冒険とキャラクターの成長が描かれ、多くの視聴者を引き込みました。
私自身、電王の中で特に心に残っているのは、仮面ライダーゼロノス・桜井侑斗、野上良太郎の姉、野上愛理とのエピソードです。
複雑な時間の構造にも関わらず、人の想いが時間を超えて伝わる美しさに感動しました。
野上愛理役は今をときめく遅咲き女優の「松本若菜」さんです!
松本さんは益々の活躍が期待されていますね。
また、「仮面ライダーオーズ」では、欲望と友情というテーマを通して深い人間ドラマが展開されました。
主人公・火野映司とアンクの関係は、視聴者を魅了し続けました。
映司の純粋さとアンクのツンデレっぷりは、「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」で再び楽しむことができます。
この復活のコアメダルの脚本は、毛利亘宏さんが担当されました。
「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」は、オーズの完結編として見逃せない一作です。
ぜひご覧になってみてください。
4位・長谷川圭一さん-97本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングにおいて、輝かしい5位に位置するのは、長谷川圭一さんです。
セイバーで19本、Wで20本、ドライブで14本、ゴーストで14本、フォーゼで8本、ガッチャードで22本の脚本を手掛けられました。
長谷川圭一さんは、「仮面ライダーセイバー」でメインライターを務め、その他にも「仮面ライダーW」や「仮面ライダーゴースト」など、多くの作品でサブライターとして素晴らしい仕事をされました。
さらに、2023年9月から始まる新番組「仮面ライダーガッチャード」では、メイン脚本家としての活躍が期待されています。
令和ライダーを牽引する脚本家として、長谷川圭一さんの更なる活躍に注目が集まります。
5位・三条陸さん – 85本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで、輝かしい4位に位置するのは、85本の脚本を手掛けた三条陸さんです。
ドライブで29本、Wで25本、フォーゼで18本、ゼロワンで2本、そして映画版で5本、ビデオ3本、配信ドラマで3本の脚本を執筆されました。
三条陸さんは、「仮面ライダードライブ」でメインライターを務めるなど、様々な作品でサブライターとしても活躍しました。
「仮面ライダードライブ」では、自動車が仮面ライダーの重要なパートナーとなる設定を採用し、新しい魅力を生み出しました。
仮面ライダー1号とサイクロン号の関係性を思い起こさせるこの設定は、自動車がヒーローの変身に不可欠な存在であることを象徴しています。
私はこの設定を知ったとき、旧1号ライダーとゲバコンドルの戦いを思い出しました。
ライダーキックが効かない相手に対し、サイクロン号を駆使した戦闘は、まさに代表例です。
また、車内での変身シーンは、レスキューポリスシリーズや米国のカーアクションドラマ「ナイトライダー」に触発されたものです。
三条陸さんは、仮面ライダーが常に車に乗る設定が新鮮に受け入れられるとは思っていなかったようです。
実際、「仮面ライダードライブ」を初めて知ったときは、仮面ライダーのバイクから車への変更に驚きましたが、その斬新さが印象的でした。
特に、ドライブの泊進ノ介が敗れた際、詩島霧子(演:内田理央さん)が次回予告のナレーションを行ったエピソードは、感動的で印象に残っています。
6位・毛利亘宏さん-73本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで6位に名を連ねるのは、総数73本の脚本を手掛けた毛利亘宏さんです。
ジオウで19本、ゴーストで13本、セイバーで11本、リバイスで8本、オーズで6本、鎧武で5本、ドライブで1本、映画版で3本、オリジナルビデオで7本という豊富な経験をお持ちです。
毛利亘宏さんの脚本家としてのキャリアは、早稲田大学演劇研究会の後輩である俳優、唐橋充さんの紹介からスタートしました。
その縁から小林靖子さんとの出会いがあり、東映のプロデューサー武部直美さんに推薦されることになりました。
この出会いがきっかけとなり、「仮面ライダーオーズ」から東映の特撮ヒーロー作品の脚本を手掛けるようになりました。
毛利亘宏さんのエピソードの中でも特に印象的なのは、オーズの第33話「友情と暴走と残されたベルト」と第34話「親友と利用とその関係」を執筆中に起きた大災害です。
この出来事は、毛利さんにヒーローの存在意義を深く考えさせる契機となり、第35話「夢と兄とバースの秘密」や第36話「壊れた夢と身体とグリード復活」のストーリーラインに大きな影響を与えました。
7位・米村正二さん – 62本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで堂々の7位に位置するのは、62本の脚本を手掛けた米村正二さんです。
カブトで33本、ディケイドで10本、電王で4本、オーズで4本、響鬼で2本、キバで2本、仮面ライダーG(稲垣吾郎主演)で1本、映画版で6本を執筆されました。
米村さんは「仮面ライダーカブト」のメインライターとして活躍し、その他にも「仮面ライダーディケイド」や「仮面ライダーオーズ」でサブライターとして多くの作品に貢献されました。
特に「仮面ライダーカブト」では、全体の約7割の脚本を手掛け、独特のキャラクター設定で視聴者の注目を集めました。
主人公の仮面ライダーカブト・天道総司の独特なキャラクター性や、地獄兄弟などの個性的なキャラクターが話題を呼びました。
また、影山瞬がパンチホッパーに変身した後、ワンシーンだけ、ザビーのころの私服姿に戻るシーンは、ファンにとって驚きの瞬間でした。
その細かい演出が、物語への深い愛情を感じさせます。
米村さんの脚本は、その予測不可能な展開や魅力的なキャラクターで、多くのファンを魅了してきました。
8位・武藤将吾さん-57本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで8位に輝くのは、57本の脚本を手掛けた武藤将吾さんです。
ビルドで49本、映画版で3本、オリジナルビデオで4本、ネットムービーで1本の脚本を執筆されました。
武藤将吾さんは、お子様と一緒に平成仮面ライダーシリーズを楽しんでいたそうです。
その魅力に取りつかれ、脚本家としての夢を抱くようになりました。
その熱意は、テレビ朝日の関係者を通じて東映のプロデューサーに届き、新しいシリーズのメインライターを担うことになりました。
「仮面ライダービルド」では、主人公・桐生戦兎のユニークな髪型が印象的で、多くのファンに愛されました。
また、この作品には、今注目の俳優である「赤楚衛二」さんが仮面ライダークローズとして出演し、作品の魅力を一層高めています。
武藤将吾さんの脚本は、仮面ライダーシリーズの新たな魅力を引き出し、多くのファンに楽しまれています。
9位・虚淵玄さん-44本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで9位に名を連ねるのは、虚淵玄さんです。
(鎧武44本)
虚淵玄さんは、「仮面ライダー鎧武」でメインライターを務めました。
虚淵玄さんは、自身が「仮面ライダー鎧武/ガイム」の脚本を手掛ける以前から、平成仮面ライダーシリーズの熱烈なファンでした。
その影響は、彼が関与した作品にも見て取ることができ、パロディやオマージュが巧みに取り入れられています。
また、「仮面ライダーフォーゼ」のゲスト脚本家として参加するという噂が一時期インターネット上で広まったことがありました。
虚淵玄さん自身はその噂について、全くの事実無根であると明言しています。
10位・木下半太さん-43本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで10位に位置するのは、木下半太さんです。
リバイスで41本、映画版で2本の脚本を手掛けられました。
木下半太さんは、令和時代の第3作目である「仮面ライダーリバイス」でメインライターとして大きな役割を果たしました。
この作品では、ユニークなキャラクターとダイナミックなストーリー展開で、多くのファンの心を掴みました。
木下さんの脚本は、仮面ライダーシリーズの新たな魅力を引き出し、令和の世代に新しい風を吹き込んでいます。
同10位・荒川稔久さん – 43本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで、同10位に名を連ねるのは、43本の脚本を手掛けた荒川稔久さんです。
クウガで40本、Wで2本、Blackで1本の脚本を執筆されました。
荒川稔久さんは、「仮面ライダークウガ」で後半のメインライターを務め、また「仮面ライダーBLACK」と「仮面ライダーW」でサブライターとしても活躍しました。
荒川さんの主な活躍の場は戦隊シリーズでしたが、「仮面ライダークウガ」においても大きな影響を与えました。
「仮面ライダークウガ」は、シリーズを通して、グロンギたちが織りなす緊迫感のあるストーリーで、多くのファンを魅了しました。
特に、47話「決意」の冒頭シーンは、視聴者に強烈な印象を残しました。
クウガが敵に敗れる瞬間を五代雄介の視点から描くことで、その緊張感と恐怖を巧みに表現しました。
荒川稔久さんの脚本は、仮面ライダーシリーズにおいて、深い物語性とドラマチックな展開で視聴者を引き込みます。
12位・きだつよしさん-41本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで12位に名を連ねるのは、きだつよしさんです。
ウィザードで25本、響鬼で15本、クウガで1本の脚本を手掛けられました。
きだつよしさんは、「仮面ライダーウィザード」と「仮面ライダー響鬼」でメインライターとして活躍しました。
「仮面ライダー響鬼」の制作において、きださんはプロデューサーの意向に従いつつも、自身の創造性を反映させることに苦労されたとブログで述べています。
この経験は、彼の脚本家としてのキャリアにおいて、貴重な学びの機会となったようです。
きだつよしさんの脚本は、仮面ライダーシリーズにおいて重要な役割を果たし、多くのファンに愛され続けています。
13位・會川昇さん-32本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで13位に名を連ねるのは、會川昇さんです。
剣で19本、ディケイドで11本、ウィザードで2本の脚本を手掛けられました。
會川昇さんは、「仮面ライダー剣」でメインライターを務め、その独特な終わり方で多くの視聴者を魅了しました。
主人公の剣崎がアンデッドになるという斬新な展開は、シリーズの新しい地平を切り開きました。
さらに、「仮面ライダーディケイド」の前半でもメインライターを務め、独特な世界観を築き上げました。
會川昇さんの脚本は、仮面ライダーシリーズにおいて重要な役割を果たし、ファンに深い印象を残しています。
13位・香村純子さん-32本
仮面ライダーシリーズの脚本家ランキングで13位に名を連ねるのは、香村純子さんです。
2024年の新しい仮面ライダーガヴのメインライターとなられたので、今後の本数の伸びが期待できます。
香村純子さんは、1976年5月28日生まれの愛知県出身の脚本家です。子供の頃から「スーパー戦隊シリーズ」のファンだったことがきっかけで、脚本家を志すようになりました。
経歴
- 地元・愛知で事務職に就いていましたが、2001年に上京
- 東映アニメーション研究所の実写コースで2年間シナリオを学ぶ
- 2006年にぶらざあのっぽに入社
- 2008年の『炎神戦隊ゴーオンジャー』で特撮作品デビュー
- 2012年に独立し、フリーランスの脚本家として活動開始
主な作品
香村さんは特撮作品を中心に活躍しており、以下のような作品で脚本を担当しています:
- 『仮面ライダーウィザード』(2012-2013年) – メインライター
- 『動物戦隊ジュウオウジャー』(2016年) – 初の単独メインライター
- 『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(2018年) – メインライター
- 『ヒーリングっど♥プリキュア』(2020年) – シリーズ構成
- 『仮面ライダーガヴ』(2024年) – 単独メインライター
仮面ライダーシリーズでの実績
香村純子さんの仮面ライダーシリーズでの脚本執筆本数は以下の通りです:
- 『仮面ライダーウィザード』: 22本
- 『仮面ライダードライブ』: 4本
- 「仮面ライダーガヴ」:6本(2024.9.29)現在
特に『仮面ライダーウィザード』では、きだつよしさんと共にメインライターを務め、多くのエピソードを手がけました。
香村さんは、特撮作品だけでなくアニメやドラマCDなど幅広いジャンルで活躍しています。
スーパー戦隊シリーズ、仮面ライダーシリーズ、プリキュアシリーズと、日本を代表する特撮・アニメ作品のメイン脚本を担当した実力派脚本家として、今後の活躍がさらに期待されています。
仮面ライダーの脚本のランキング:番外編
仮面ライダーガッチャードの脚本数をメモしておきます。
・長谷川圭一さん 22本
・内田裕基さん 18本
・井上亜樹子さん 12本
仮面ライダーの脚本のランキング・まとめ
仮面ライダーの脚本家たちは、彼らの作品を通じて、多くの人々に深い影響を与えてきました。
平成ライダーシリーズの巨匠である井上敏樹さんや小林靖子さん、そして令和ライダーに新しい風を吹き込む高橋悠也さん、三条陸さん、長谷川圭一さんなど、それぞれが独自の世界観とキャラクター描写で仮面ライダーの世界を鮮やかに彩っています。
これらの脚本家たちの継続的な活躍は、仮面ライダーファンにとって常に注目の的です。
また、新しいシリーズの脚本にも大きな期待が寄せられています。
仮面ライダーの世界は、これからも彼らの手によってさらに色鮮やかに展開されることでしょう。
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